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今月の法話
張り詰めた糸はやがて切れる。
心にゆとりを持とう。

お釈迦様のお弟子のなかにソーナという人がいました。
彼の修行ぶりは厳しく激しいものでしたが、なかなか悟りの境地には至りませんでした。 そのうちに「こんなに厳しくやっても悟れないのであれば、もう修行を止めてもとの生活に戻った方がいいのではないか」と思いました。
ソーナの心境を察知されたお釈迦さまは、彼のもとを訪れ次のように話されました。

彼は以前、琴を弾いていました。そこで琴を弾く時の絃を引き合いに出して尋ねられました。
絃を強く張ったらよい音が出ないのではないか。また、緩すぎてもいい音を出すことはできない。強からず緩からずちょうど良いとき一番いい音が出るであろう、と問われました。ソーナはその通りですと答えました。
そこで、何事も厳しいだけがいいのではない、また緩すぎるだけではそれは怠けとなる。どちらにも偏らない生き方が大事なのだと。 いつも心が緊張状態ではつぶれてしまいます。心にゆとりが必要です。


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