他人の不幸を見ては、
ひそかにそれが己でないことを喜び
他人の、幸福をみては、
内に嫉妬と羨望の炎を燃やす。
ひそかにそれが己でないことを喜び
他人の、幸福をみては、
内に嫉妬と羨望の炎を燃やす。
人というものは本当に自分勝手なものです。「他人の不幸は蜜の味」とも言います。
仏教の教えを一言でいえば“慈悲”の心です。特に“悲”とは「あいての悲しみ苦しみがわかること」同じ立場に立つということです。
親子・兄弟であるならば同じ気持ちにはなれるでしょう。しかし、他人や特に嫌いな奴だったら「ざま〜みろ」 という気持ちになります。
お互い憎しみ敵対しあっていては安まることはありません。
心穏やかに、生きていくためには「相手が悲しめば一緒になって悲しみ、楽しめば一緒になって楽しむ」そういう心を常に持っていなさいよということです。
これをお釈迦さまの教えで「同事」といいます。
いつもそういう生き方をしているのが仏教徒です。「いがみあいより、拝みあい」
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