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今月の法話
実行力のある生き方

『真理のことば19』中村 元訳 岩波文庫

「たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。―牛飼いが他人の牛を数えているように」

 世の中には雄弁な人がいる。何にでも解説は詳しい。しかし、言っていることと実際にその人の行動は伴っていないという人もある。 つまり、自分のことは棚に上げて人の批評ばかりをする人のことである。
仏教の説法に「以身説法」というのがある。身を以って説法することである。たとえ口下手であり、自分の考えを十分に伝えることができない人でも、 「あの人の生き方は素晴らしい」と称賛され、その人の言動を見ているだけで心が洗われるということである。
たとえば、きれいに掃き清められた庭には「また来たい」という思いを抱かせる。
その庭は、ものは言わないが清浄な心のすがすがしさを与えてくれている。
 きれいな心の持ち主の言動によって感化を受ける、それも、大事な説法である。
うるさいカラスのように毎日騒ぐのでなく、静かに正しく人のためになるような生き方をしている人こそ 「善い人生」を送っているひとである。




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