地図 お問い合わせ リンク
今月の法話
他人の幸福を願う人に、幸せは来る
随分と法話を怠けているうちに年が改まっていました。去年は、義理の姉・姉と二人 も鬼籍にいってしまいさびしいお正月でした。
 春になると木々の芽が出て、生きているということが目に見え感じます。芽が出 る。それで芽出度いというのだそうです。 命のスタート。物事のスタートを意味します。
「他人の幸せを願う人に幸せは来る」

お正月には「一年の計は元旦にあり」といい、これからの一年の計画を考えます。た だ何となく生きているということでなく、「ひたむきにしっかりと生きる」 ということが大事です。

 1月10日は、恒例行事の「大般若祈祷会」をいたします。あの西遊記に出てくる 「三蔵法師」が翻訳された『大般若経』600巻を転読(最初と最後だけを読む)して、 世界中で争いが起きないように、作物が豊かにみのりますように、そして災害がな く、すべての人が幸せでありますようにということを願いお勤めをいたします。お参 りの方には「修正祈祷」 と書かれたお札をお渡しします。「修正」する。争いが起こるのは欲がぶつかり合う からです。国家と国家・人とひと、最近は「争続」という遺産をめぐっての争いが多 くなっているようです。
 自分の心が曲がっていないか、欲で汚れていないかを反省し、その心を「修正」し なさいと教えてくれるお札です。

幸せは、自分のことだけを考えている人には決して来ません。他人の幸せを願う人に 来るのです。
1年のスタートに当たり、和やかに楽しい日々であるためには、いつも相手のことを 思う心を持つことがまず大事です。


お寺の紹介 | 禅の教え | 年間行事・お知らせ | 和尚の仕事 | 開運寺霊園 | 仏事相談
地図 | お問い合わせ | リンク