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今月の法話
徳の香り
最近は猛暑のせいか金木犀の開花が遅くなったようです。かぐわしい香りが今も残っています。最近は、金木犀の臭いをかぐと「あっ!トイレのにおいだ!!」という子もいるようで、もっと自然に触れてもらいたいものだと思います。
 『真理のことば』という経典54には「花の香りは風に逆らっては進んで行かない。栴檀(せんだん)もタガラの花もジャスミンもみなそうである。しかし徳のある人々の香りは、風に逆らっても進んで行く。徳のある人はすべての方向に薫る。『ブッダの真理のことば』中村元訳 岩波文庫
 金木犀や沈丁花などいい香りは遠くからでもにおってきます。しかし、風上には無理です。しかし、すばらしい人のうわさは四方八方に話題となります。それは、その時だけでなく、後の世までも語り継がれます。

 お金持ちや肩書などで有名になるよりも、人格をほめたたえられるようになりたいものです。


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