地図 お問い合わせ リンク
今月の法話
大般若会(だいはんにゃえ)
今月10 日大般若祈祷会をいたしました。「般若」といえばすぐに「般若の面」を思い浮かべられることと思います。
「般若」とは古代インドの言葉で「パンニャー」の音写語です。「智慧」と訳しています。物事を素直に正しく見る目のこと といえましょう。その「智慧」と「慈悲」の心を両方ともに具えられているのが仏さまです。私たち、すべての人が生まれ たときから悪人という者はだれ一人いませんでした。赤ちゃんの純粋無垢なきれいな心100 パーセントだったのです。
しかし、成長するにつれて、「自分が・自分に・自分を」という自我の心が芽生え「少しでも自分が利益になるようにしたい」 と思うようになりました。そこからお金や物の取り合いを始めました。自分にとって「いい人」とは利益をもたらしてくれ る人であり、「悪い人」とは不利益になる人であります。
大般若祈祷をする時「般若札」を香で浄めます。その札には「修正祈祷」と書かれています。つまり欲で曲がった心を正し く修正しなさいということです。ですから、「般若札」は玄関などのよく見える所に貼って、出入りの際に今日あったこと などを反省し、悪ければ正し、良いことはもっと沢山行うようにしなさいということを教えるものです。


お寺の紹介 | 禅の教え | 年間行事・お知らせ | 和尚の仕事 | 開運寺霊園 | 仏事相談
地図 | お問い合わせ | リンク